ダン・ヘンダーソン | |
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本名 | ダニエル・ジェフリー・ヘンダーソン (Daniel Jeffery Henderson)[1] |
通称 | ヘンドー(Hendo) ダンヘン デンジャラス ハリウッド THE アメリカン・アスリート PRIDEダブルクラウン |
性別 | 男性 |
国籍 | アメリカ合衆国 |
誕生日 | 1970年8月24日(53歳) |
出身地 | カリフォルニア州リバーサイド郡 |
身長 | 185cm |
体重 | 84kg |
リーチ | 188cm |
階級 | ミドル級、ライトヘビー級 |
スタイル | グレコローマン・レスリング |
所属 | チーム・クエスト |
ダン・ヘンダーソン(Dan Henderson、1970年8月24日 - )は、アメリカ合衆国の総合格闘家。カリフォルニア州リバーサイド郡出身。チーム・クエスト所属。
獲得タイトル[]
- UFC 17 ミドル級(現ライトヘビー級)トーナメント 優勝(1998年)
- リングスKOKトーナメント 優勝(1999年)
- PRIDEウェルター級GP 2005 優勝(2005年)
- 初代PRIDEウェルター級王座(2006年)
- 第2代PRIDEミドル級王座(2007年)
- 第6代Strikeforce世界ライトヘビー級王座(2011年)
来歴[]
カリフォルニア州アップルバレーで生まれ、5歳のときからレスリングを始める。ビクターバレー高校に進学した後、カリフォルニア州レスリング選手権で2度メダルを獲得した。その後、カリフォルニア州立大学フラトン校やアリゾナ州立大学でレスリングを学び、1993年には全米大学体育協会(NCAA)主催の大学レスリング選手権に出場した。また、グレコローマン・レスリング選手として2度のオリンピック出場を果たし、1992年のバルセロナオリンピックでは82kg級10位、1996年のアトランタオリンピックでは同級12位という成績を残した。しかし、実生活では電気代が払えないほど貧窮し、賞金稼ぎのためにレスリングと並行して総合格闘技を行なうようになった(その後、総合格闘技に専念)。2000年に開催されたシドニーオリンピックには85kg級での出場を目指していたが、叶わなかった。ロシアには旧ソ連時代から、大会参加や練習のために渡っていた。本人によれば17~18回ほど行ったことがあり、17歳のときに初めて渡ったという。自身初の総合格闘技のタイトルは、1997年にブラジルで開催された「ブラジル・オープン・ファイト」というライト級での4人制トーナメントでの優勝だった[2][3]。
1997年10月11日、アメリカ合衆国アイオワ州で開催された組み技限定の格闘技イベント「The Contenders」でフランク・シャムロックと対戦。開始56秒、アンクルホールドで一本負けを喫した。
1998年5月15日、UFC初参戦となった「UFC 17」で行なわれたUFCミドル級(現ライトヘビー級)トーナメントにおいて、アラン・ゴエス、カーロス・ニュートンに判定勝ちし優勝を果たした。
1999年10月28日、リングスKOKトーナメントに参戦。予選Aブロックで、ゴキテゼ・バクーリ、金原弘光に勝利した。
2000年2月26日、リングスKOKトーナメント決勝ラウンドで、ギルバート・アイブル、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、レナート・ババルとすべて判定勝ちし、優勝を果たした。
2000年12月23日、PRIDE初参戦となった「PRIDE.12」でヴァンダレイ・シウバと対戦し、シウバをKO寸前まで追い詰めるも、0-3の判定負け。キャリア初黒星となった。
その後、PRIDEにおいてヘンゾ・グレイシー、ムリーロ・ニンジャなどに勝利。
2003年11月9日、「PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦」のミドル級GPリザーブマッチでムリーロ・ブスタマンチに、パウンドによるTKO勝ちを収めた。
2005年4月23日、「PRIDE GRANDPRIX 2005 開幕戦」のミドル級GP1回戦でアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラに一本負けを喫した。
その後、本来の階級であるウェルター級(83kg級)に転向。2005年9月25日、ウェルター級GPに参加。1回戦で長南亮にKO勝ち、続いて行なわれた準決勝でも郷野聡寛をKOで破り、ウェルター級GP決勝に進出、2005年12月31日の「PRIDE 男祭り 2005」でムリーロ・ブスタマンチに2-1の判定勝ちを収め優勝。その後、2006年3月31日に正式な認定を得て、初代PRIDEウェルター級王者となった。
2006年に行なわれた「PRIDE ウェルター級GP 2006」では、8月26日、シード参戦で挑んだ2回戦で三崎和雄に0-3の判定負けを喫した。
2007年2月24日、「PRIDE.33」にてヴァンダレイ・シウバをKOで破りミドル級王座を獲得、PRIDE史上初の2階級王者となった。
2007年5月26日の「UFC 71」に来場。ライトヘビー級王者クイントン・"ランペイジ"・ジャクソンの持つ王座への挑戦を表明し、ジャクソンもこれを快諾。2007年9月8日、「UFC 75」でのライトヘビー級王座戦では0-3の判定負けを喫し、王座獲得ならず。また、この試合でUFC・PRIDEのライトヘビー級王座が統一され、PRIDEミドル級王座は消滅した。
従来のライトヘビー級からミドル級へ階級を下げ、2008年3月1日の「UFC 82」でアンデウソン・シウバとUFC世界ミドル級・PRIDEウェルター級王座統一戦で対戦。チョークスリーパーで敗れ、PRIDEウェルター級王座を失った。この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトとなった。
2008年9月6日、「UFC 88」でホジマール・パリャーレスに3-0の判定勝ち。「UFC 17」以来、10年3か月ぶりのUFCでの勝利であった[4]。
2009年、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」シーズン9にてチームUSのコーチを務め、7月11日の「UFC 100」ではチームUKのコーチであったマイケル・ビスピンと対戦。右フックでダウンを奪った直後の飛び込みながらのパウンドでKO勝ちを収め、ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。
その後、UFCとの契約交渉がまとまらず、2009年12月に競合団体Strikeforceと契約した[6]。
2010年4月17日、「Strikeforce: Nashvilleのメインイベントでジェイク・シールズ」の持つ世界ミドル級王座に挑戦。1Rにはパンチでダウンを奪ったが2R以降は優位なポジションを取られ続け、0-3の判定負けで王座獲得ならず[7]。
2010年12月4日、「Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2」のメインイベントでレナート・ババルと対戦し、パウンドによるKO勝ちを収めた[8]。
2011年3月5日、「Strikeforce: Feijao vs. Henderson」のメインイベントでStrikeforce世界ライトヘビー級王者ハファエル・カバウカンチに挑戦し、右ストレートでダウンを奪ったところにパウンドで追撃しTKO勝ちを収め王座を獲得した[9]。
2011年7月30日、「Strikeforce: Fedor vs. Henderson」のメインイベントでエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、パウンドによるTKO勝ち[10]。この試合はヘビー級契約で行なわれたが、前日計量時にヘンダーソンが207ポンド、ヒョードルが223ポンドと16ポンド(7.26kg)の体重差があった[11]。
2011年11月19日、「UFC 139」のメインイベントでマウリシオ・ショーグンと対戦し、3-0の判定勝ちを収めファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した[12]。
戦績[]
総合格闘技[]
総合格闘技 戦績 | ||||||
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37 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
29 勝 | 14 | 1 | 14 | 0 | 0 | 0 |
8 敗 | 0 | 3 | 5 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
○ | マウリシオ・ショーグン | 5分5R終了 判定3-0 | UFC 139: Shogun vs. Henderson | 2011年11月19日 |
○ | エメリヤーエンコ・ヒョードル | 1R 4:12 TKO(パウンド) | Strikeforce: Fedor vs. Henderson | 2011年7月30日 |
○ | ハファエル・カバウカンチ | 3R 0:50 TKO(右ストレート→パウンド) | Strikeforce: Feijao vs. Henderson 【Strikeforce世界ライトヘビー級タイトルマッチ】 |
2011年3月5日 |
○ | レナート・ババル | 1R 1:53 TKO(パウンド) | Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2 | 2010年12月4日 |
× | ジェイク・シールズ | 5分5R終了 判定0-3 | Strikeforce: Nashville 【Strikeforce世界ミドル級タイトルマッチ】 |
2010年4月17日 |
○ | マイケル・ビスピン | 2R 3:20 KO(右フック→パウンド) | UFC 100 | 2009年7月11日 |
○ | リッチ・フランクリン | 5分3R終了 判定2-1 | UFC 93: Franklin vs. Henderson | 2009年1月17日 |
○ | ホジマール・パリャーレス | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 88: Breakthrough | 2008年9月6日 |
× | アンデウソン・シウバ | 2R 4:52 チョークスリーパー | UFC 82: Pride of a Champion 【UFC世界ミドル級・PRIDEウェルター級王座統一戦】 |
2008年3月1日 |
× | クイントン・"ランペイジ"・ジャクソン | 5分5R終了 判定0-3 | UFC 75: Champion vs. Champion 【UFC世界ライトヘビー級・PRIDEミドル級王座統一戦】 |
2007年9月8日 |
○ | ヴァンダレイ・シウバ | 3R 2:08 KO(左フック) | PRIDE.33 "THE SECOND COMING" 【PRIDEミドル級王座戦】 |
2007年2月24日 |
○ | ビクトー・ベウフォート | 5分3R終了 判定3-0 | PRIDE.32 "THE REAL DEAL" | 2006年10月21日 |
× | 三崎和雄 | 2R(10分/5分)終了 判定0-3 | PRIDE 武士道 -其の十二- 【ウェルター級GP 2回戦】 |
2006年8月26日 |
○ | 三崎和雄 | 2R(10分/5分)終了 判定3-0 | PRIDE 武士道 -其の拾- | 2006年4月2日 |
○ | ムリーロ・ブスタマンチ | 2R(10分/5分)終了 判定2-1 | PRIDE 男祭り 2005 頂-ITADAKI- 【ウェルター級GP 決勝】 |
2005年12月31日 |
○ | 郷野聡寛 | 1R 7:58 KO(パンチ) | PRIDE 武士道 -其の九- 【ウェルター級GP 準決勝】 |
2005年9月25日 |
○ | 長南亮 | 1R 0:22 KO(パンチ) | PRIDE 武士道 -其の九- 【ウェルター級GP 1回戦】 |
2005年9月25日 |
× | アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ | 1R 8:05 腕ひしぎ十字固め | PRIDE GRANDPRIX 2005 開幕戦 【ミドル級GP 1回戦】 |
2005年4月23日 |
○ | 近藤有己 | 3R(10分/5分/5分)終了 判定2-1 | PRIDE 男祭り 2004 -SADAME- | 2004年12月31日 |
○ | 中村和裕 | 1R 1:15 TKO(左肩脱臼) | PRIDE.28 | 2004年10月31日 |
○ | ムリーロ・ブスタマンチ | 1R 0:53 TKO(パウンド) | PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦 【ミドル級GP リザーブマッチ】 |
2003年11月9日 |
○ | 大山峻護 | 1R 3:27 KO(パウンド) | PRIDE.25 | 2003年3月16日 |
× | アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ | 3R 1:49 腕ひしぎ十字固め | PRIDE.24 | 2002年12月23日 |
× | ヒカルド・アローナ | 3R(10分/5分/5分)終了 判定1-2 | PRIDE.20 | 2002年4月28日 |
○ | ムリーロ・ニンジャ | 3R(10分/5分/5分)終了 判定2-1 | PRIDE.17 | 2001年11月3日 |
○ | 小路晃 | 3R 3:18 TKO(グラウンドでの膝蹴り) | PRIDE.14 | 2001年5月27日 |
○ | ヘンゾ・グレイシー | 1R 1:40 KO(パンチ) | PRIDE.13 | 2001年3月25日 |
× | ヴァンダレイ・シウバ | 10分2R終了 判定0-6 | PRIDE.12 | 2000年12月23日 |
○ | レナート・ババル | 5分2R終了 判定2-1 | リングス KING OF KINGS 1999 GRAND FINAL 【決勝】 |
2000年2月26日 |
○ | アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ | 5分2R+延長R終了 判定2-1 | リングス KING OF KINGS 1999 GRAND FINAL 【準決勝】 |
2000年2月26日 |
○ | ギルバート・アイブル | 5分2R終了 判定3-0 | リングス KING OF KINGS 1999 GRAND FINAL 【準々決勝】 |
2000年2月26日 |
○ | 金原弘光 | 5分2R終了 判定2-1 | リングス KING OF KINGS 1999 Aブロック 【2回戦】 |
1999年10月28日 |
○ | ゴギテゼ・バクーリ | 1R 2:17 TKO | リングス KING OF KINGS 1999 Aブロック 【1回戦】 |
1999年10月28日 |
○ | カーロス・ニュートン | 15分1R終了 判定2-1 | UFC 17: Redemption 【ミドル級トーナメント 決勝】 |
1998年5月15日 |
○ | アラン・ゴエス | 15分1R終了 判定3-0 | UFC 17: Redemption 【ミドル級トーナメント 1回戦】 |
1998年5月15日 |
○ | エリック・スミス | 1R 0:30 フロントチョーク | Brazil Open '97 【ライト級トーナメント 決勝】 |
1997年6月15日 |
○ | クレシオ・デ・スーザ | 1R 5:25 TKO | Brazil Open '97 【ライト級トーナメント 1回戦】 |
1997年6月15日 |
グラップリング[]
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
× | フランク・シャムロック | 1R 0:56 アンクルロック | The Contenders | 1997年10月11日 |
脚注[]
- ↑ http://boxing.nv.gov/2009%20Results%20Web/07-11-09%20MMA.pdf ネバダ州アスレチック・コミッション 2010年4月19日
- ↑ 「この男たちに気をつけろ!」『ゴング格闘技』、2000年4月23日発行、第33巻第4号通巻446号、40頁
- ↑ ダン・ヘンダーソンのレスリング時代の情報
- ↑ 【UFC88】メインは壮絶KO決着!ダンヘン復活&長南初勝ち名乗り MMAPLANET 2008年9月7日
- ↑ 【UFC100】ダン・ヘン大勝、ビスピンを完全KO MMAPLANET 2009年7月12日
- ↑ Dan Henderson Headed to Strikeforce MMA Fighting 2009年12月7日
- ↑ 【Strikeforce】シールズ防衛、劣勢をグラップリングで挽回 MMAPLANET 2010年4月18日
- ↑ 【Strikeforce】ダン・ヘン、強烈なパウンドでババル退ける MMAPLANET 2010年12月5日
- ↑ 【Strikeforce】ダン・ヘンがライトヘビー級王者に!! MMAPLANET 2011年3月6日
- ↑ 【Strikeforce】落日の皇帝ヒョードル、ダン・ヘンに完敗 MMAPLANET 2011年7月31日
- ↑ 【Strikeforce】ヒョードルとダン・ヘン、体重差は7kg以上!! MMAPLANET 2011年7月30日
- ↑ 【UFC139】ダンヘン勝利も終盤圧倒したショーグンは唖然 MMAPLANET 2011年11月20日
関連項目[]
外部リンク[]
- オフィシャルサイト
- danhendo - Twitter
- UFC 選手データ
- TUF 選手データ
- Strikeforce 選手データ
- PRIDE 選手データ - Internet Archive
- SHERDOG 選手データ
- Wrestling Database 選手データ
前王者 |
初代PRIDEウェルター級王者 2006年3月31日 - 2008年3月1日 |
次王者 王座消滅 |
前王者 ヴァンダレイ・シウバ |
第2代PRIDEミドル級王者 2007年2月24日 - 2007年9月8日 |
次王者 王座消滅 |
前王者 ハファエル・カバウカンチ |
第6代Strikeforce世界ライトヘビー級王者 2011年3月5日 - 現在 |
次王者 |
Wikipedia[]
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