アンドレイ・アルロフスキー | |
---|---|
本名 | アンドレイ・アルロフスキー |
通称 | ザ・ピットブル |
性別 | 男性 |
国籍 | ベラルーシ |
誕生日 | 1979年2月4日(45歳) |
出身地 | ミンスク |
身長 | 193cm |
体重 | 110kg |
リーチ | 196cm |
階級 | ヘビー級(UFC) |
スタイル | サンボ、キックボクシング |
所属 | チーム・ピットブル |
アンドレイ・アルロフスキー(Andrei Arlovski、1979年2月4日 - )は、ベラルーシの総合格闘家。ミンスク出身。チーム・ピットブル所属。元UFC世界ヘビー級王者。
ボクシングテクニックとタックルを切るレスリング力を持つ。またサンボ出身であるため、関節技も得意とする。ヒゲを生やし、牙がデザインされたマウスピースを着用して試合に臨むことが多い。
獲得タイトル[]
- 第11代UFC世界ヘビー級王座
来歴[]
14歳までサッカーをしておりポジションはゴールキーパーであった。18歳で警察学校に入学し、護身術として教えられていたサンボと出会い、1年後にはサンボ世界選手権で3位に入った。翌年には優勝を果たし、翌々年には連覇を達成した。また他の格闘術に興味を持ち、キックボクシングを習い始めた。
総合格闘家になることを決意し、1999年4月9日にロシアで開催された総合格闘技大会M-1のワンマッチでデビュー。ヴィアチェスラフ・ダトシクと対戦し、1ラウンドでKO負け。1年後の2000年4月9日にはM-1のヨーロッパ選手権トーナメントに出場し、決勝でローマン・ゼンツォフをTKOで下し、チャンピオンになった。
2000年11月11日、UFC初参戦となった「UFC 28」でアーロン・ブリンクと対戦。グラウンドで下になった状態からアームロックを極め、一本勝ち。2001年6月29日、「UFC 32」でリコ・ロドリゲスと対戦し、UFC初参戦のリコに左右のパンチ連打からテイクダウンを奪われ、パウンドでTKO負けを喫した。
2002年3月22日、「UFC 36」でペドロ・ヒーゾと対戦し、右ストレートによるKO負けを喫しUFC2連敗となった。2002年11月22日、「UFC 40」でイアン・フリーマンを1ラウンドKOで下し復活を遂げる。2003年9月26日、「UFC 44」でウラジミール・マティシェンコと対戦し、右アッパーで1ラウンドKO勝ちを収めた。2004年4月2日、「UFC 47」ではウェズリー"キャベージ"コレイラに2ラウンドKO勝ちを収めた。
2005年2月5日、正王者フランク・ミアの交通事故による怪我によって制定された暫定王座を懸けて「UFC 51」でティム・シルビアと対戦。開始早々に右のパンチでダウンを奪うと、中腰の状態でパウンドを数発落としアキレス腱固めに移行。シルビアがタップし、UFC世界ヘビー級暫定王者となった。2005年6月4日、「UFC 53」で行なわれた暫定王座初防衛戦でジャスティン・エイラーズと対戦し、エイラーズの足の負傷により1ラウンドTKO勝ちを収めた。
2005年10月7日、「UFC 55」でポール・ブエンテロと暫定王座防衛戦で対戦。開始15秒、ブエンテロの左に合わせたカウンターの右フックによるKO勝ちで、UFC6連勝を果たした。一瞬の出来事だったため観客が理解出来ずブーイングが起こってしまい、実況も分からずに「何が起こった!」と言ってしまう程だったが、KOの瞬間がスクリーンに映し出されると大歓声で称えられた。また、ミアが防衛戦を行なえなかったために、遡って8月12日付けでUFC世界ヘビー級正王者と認定された。
2006年4月15日の「UFC 59」で、王座防衛戦としてティム・シルビアと再戦。1ラウンドに右のパンチでシルビアからダウンを奪うも、背を向け立ち上がろうとするシルビアに対しスタンドを許してしまう。再びパンチで前に出たがシルビアがカウンター気味に放ったアッパーでダウンしてしまい、そのままパウンドを貰い逆転のTKOで敗れ、王座から陥落した。同年7月8日の「UFC 61」でシルビアとの3度目の対戦が組まれ、王座奪還に挑んだが、次第にシルビアのスタンドでの圧力に押されてしまい、0-3の判定で敗れ王座奪還に失敗した。
2006年12月30日、「UFC 66」でアブダビ王者の柔術家マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズと対戦。グラウンドでの反則をめぐり揉める場面もあったが、グラウンド状態でのパンチでTKO勝ちを収めた。
2007年4月21日、イギリスで行なわれた「UFC 70」でファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。
2008年3月1日、「UFC 82」でジェイク・オブライエンと対戦し、マウントパンチによるTKO勝ちを収めた。
2008年7月19日、Affliction旗揚げ戦「Affliction: Banned」でベン・ロズウェルと対戦し、右アッパーでKO勝ち[1]。10月4日、EliteXC初参戦となった「EliteXC: Heat」でIFLヘビー級王者ロイ・ネルソンと対戦。パスガードを許す場面もあったが、2Rに打撃を利かせKO勝ちを収めた[2]。
2009年1月24日、「Affliction: Day of Reckoning」でエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦。相手をコーナーに詰めたところで、跳び膝蹴りを企てたが、カウンターの右フック一発で失神し、KO負けを喫した[3]。
2009年6月6日、Strikeforce初参戦となった「Strikeforce: Lawler vs. Shields」でブレット・ロジャースと対戦し、開始22秒、パンチの連打を受けKO負けを喫した[4]。
2010年5月15日、「Strikeforce: Heavy Artillery」でアントニオ・シウバと対戦。シウバの突進を遮れず、再三に渡りケージに押し込まれ、0-3の判定負けを喫した[5]。
2010年10月2日に開催されたK-1トーナメント(K-1 WORLD GP 2010 IN SEOUL FINAL16)でラウル・カティナスと対戦予定だったが[6]、鼻骨骨折のため出場できなかった[7]。
2011年2月12日、「Strikeforce: Fedor vs. Silva」で行なわれたStrikeforce World Grand Prix 1回戦でセルゲイ・ハリトーノフと対戦し、KO負けを喫した。
戦績[]
総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
26 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
17 勝 | 13 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
9 敗 | 6 | 0 | 2 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | イベント名 | 開催年月日 |
○ | トラヴィス・フルトン | 3R 4:59 KO(ハイキック) | ProElite 2: Big Guns | 2011年11月5日 |
○ | レイ・ロペス | 3R 2:43 TKO(パウンド) | ProElite: Arlovski vs. Lopez | 2011年8月27日 |
× | セルゲイ・ハリトーノフ | 1R 2:49 KO(右フック→パウンド) | Strikeforce: Fedor vs. Silva 【Strikeforce World Grand Prix 1回戦】 |
2011年2月12日 |
× | アントニオ・シウバ | 5分3R終了 判定0-3 | Strikeforce: Heavy Artillery | 2010年5月15日 |
× | ブレット・ロジャース | 1R 0:22 KO(スタンドパンチ連打) | Strikeforce: Lawler vs. Shields | 2009年6月6日 |
× | エメリヤーエンコ・ヒョードル | 1R 3:14 KO(右フック) | Affliction: Day of Reckoning 【WAMMA世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2009年1月24日 |
○ | ロイ・ネルソン | 2R 3:14 TKO(右ストレート) | EliteXC: Heat | 2008年10月4日 |
○ | ベン・ロズウェル | 3R 1:13 KO(右アッパー) | Affliction: Banned | 2008年7月19日 |
○ | ジェイク・オブライエン | 2R 4:17 TKO(パウンド) | UFC 82: Pride of a Champion | 2008年3月1日 |
○ | ファブリシオ・ヴェウドゥム | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 70: Nations Collide | 2007年4月21日 |
○ | マーシオ・"ペジパーノ"・クルーズ | 1R 3:15 TKO(パウンド) | UFC 66: Liddell vs. Ortiz 2 | 2006年12月30日 |
× | ティム・シルビア | 5分5R終了 判定0-3 | UFC 61: Bitter Rivals 【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年7月8日 |
× | ティム・シルビア | 1R 2:43 TKO(パウンド) | UFC 59: Reality Check 【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2006年4月15日 |
○ | ポール・ブエンテロ | 1R 0:15 KO(右フック) | UFC 55: Fury 【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2005年10月7日 |
○ | ジャスティン・エイラーズ | 1R 4:10 TKO(右膝負傷) | UFC 53: Heavy Hitters 【UFC世界ヘビー級タイトルマッチ】 |
2005年6月4日 |
○ | ティム・シルビア | 1R 0:47 アキレス腱固め | UFC 51: Super Saturday 【UFC世界ヘビー級暫定王者決定戦】 |
2005年2月5日 |
○ | ウェズリー"キャベージ"コレイラ | 2R 1:15 TKO(左アッパー) | UFC 47: It's On! | 2004年4月2日 |
○ | ウラジミール・マティシェンコ | 1R 1:59 KO(右アッパー) | UFC 44: Undisputed | 2003年9月26日 |
○ | イアン・フリーマン | 1R 1:25 TKO(パンチ) | UFC 40: Vendetta | 2002年11月22日 |
× | ペドロ・ヒーゾ | 3R 1:45 KO(右ストレート) | UFC 36: Worlds Collide | 2002年3月22日 |
× | リコ・ロドリゲス | 3R 1:23 TKO(パウンド) | UFC 32: Showdown in the Meadowlands | 2001年6月29日 |
○ | アーロン・ブリンク | 1R 0:55 腕ひしぎ十字固め | UFC 28: High Stakes | 2000年11月17日 |
○ | ジョン・ディクソン | KO(パンチ) | Super Fight at International Tournament | 2000年5月13日 |
○ | ローマン・ゼンツォフ | 1R 1:18 TKO(打撃) | M-1 MFC: European Championship 2000 【決勝】 |
2000年4月9日 |
○ | ミハエル・ティエロイ | 1R 1:25 フロントチョーク | M-1 MFC: European Championship 2000 【1回戦】 |
2000年4月9日 |
× | ヴィアチェスラフ・ダトシク | 1R 6:05 KO(パンチ) | M-1 MFC: World Championship 1999 | 1999年4月9日 |
出典[]
- ↑ 【Affliction】元UFC王者アルロフスキー、キッチリKO勝利 MMAPLANET 2008年7月20日
- ↑ キンボ幻想終焉、カラーノは地力をみせる MMAPLANET 2008年10月5日
- ↑ 【Affliction】ヒョードルが一撃でKO、元UFC王者を撃破! MMAPLANET 2009年1月25日
- ↑ 【Strikeforce】ロジャースが“大物”オルロフスキーを撃破! MMAPLANET 2009年6月7日
- ↑ 【Strikeforce】元EXC王者ペイザォン、元UFC王者を破る MMAPLANET 2010年5月16日
- ↑ 【K-1】10・2元UFCヘビー級王者アルロフスキーがワールドGP参戦! 格闘技ウェブマガジンGBR 2010年9月19日
- ↑ 3D生中継で目撃せよ!! WGP FINAL16は明日開催!! K-1公式サイト 2010年10月1日
関連項目[]
外部リンク[]
- オフィシャルサイト
- AndreiArlovski - Twitter
- SHERDOG 選手データ
- BoxRec 選手データ
前王者 フランク・ミア |
第11代UFC世界ヘビー級王者 暫定王者:2005年2月5日 - 2005年8月12日 |
次王者 ティム・シルビア |
Wikipedia[]
このページには、クリエイティブ・コモンズでライセンスされたウィキペディアの記事が使用され、それをもとに編集がなされています。 使用された記事はアンドレイ・アルロフスキーにあり、その著作権者のリストはページの履歴に記録されています。 |