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アントニオ・シウバ
本名 アントニオ・シウバ
通称 ペザォン、ペゾン、ペイザォン(Pezao)
ビッグフット(BIGFOOT)
ザ・ハイパーゴリラ
ジュニオール(Junior)
性別 男性
国籍 ブラジル
誕生日 1979年9月14日(44歳)
出身地 パライバ州カンピナグランデ
身長 195cm
体重 140kg
リーチ 211cm
階級 ヘビー級
スタイル 空手、ブラジリアン柔術
所属 FIGHT CO.
アメリカン・トップチーム
→フリー
テーマ曲 「Lose Yourself」(エミネム)

アントニオ・シウバAntonio Silva1979年9月14日 - )は、ブラジルの総合格闘家。パライバ州カンピナグランデ出身。フリー。

足のサイズが33cmと巨大であることからニックネームは「PEZAOペザォンペゾンペイザォン)」(ポルトガル語で「デカ足」)、英語圏ではそれを英訳した「BIGFOOTビッグフット)」。背中には「PEZAO」の文字と足形をあしらったタトゥーを入れ、右腕には「BIGFOOT」の文字と両親が35歳の時の顔のタトゥーを入れている[1]。そのいかつい風貌と巨体に加えて、HERO'Sに初参戦した際の試合前の煽りVのインタビューで「俺はゴリラだ!ゴリラが日本のリングで暴れるぜ!」と発言したことにより、日本での呼び名は「ザ・ハイパーゴリラ」。

4歳から始めた空手とブラジリアン柔術がバックボーンで、アメリカン・トップチームでの練習に加え、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラとトレーニングしている。その巨体とパワーに加えて空手、柔道、柔術で黒帯を取得するなど優れた打撃と寝技を兼ね備えており、パウンドが最大の得意技。

ネバダ州アスレチック・コミッションの定める統一階級制度においてヘビー級の上限は265ポンド(120.2kg)以下が総合格闘技におけるヘビー級と定められているが、シウバはアメリカン・トップチーム独自の増減量計画によって、前日計量終了後から試合当日までに20ポンド以上も増量した状態で試合を戦っている[2]

脳下垂体の腫瘍が原因で、カリフォルニア州アスレチック・コミッション(CSAC)の判断により、カリフォルニア州で戦うことができない。

獲得タイトル[]

  • 初代EliteXC世界ヘビー級王座
  • 第3代Cage Rage世界ヘビー級王座
  • Cage Warriorsヘビー級王座

来歴[]

2005年3月6日、デビュー戦の「UKMMAC 10」でテンギズ・テドラゼと対戦し、開始48秒、TKO勝ちを収めた。

2005年5月21日、「CWFC Strike Force 1」でMarcus Tchindaに1RでTKO勝ちを収めた。

2005年7月2日、「Cage Rage 12」でハファエル・カリノに1RでTKO勝ちし、第3代Cage Rage世界ヘビー級王者となった。

2006年5月3日、HERO'Sスーパーバイザーの前田日明の推薦でHERO'Sに参戦。トム・エリクソンと対戦し、レフェリーストップ勝ちを収めた。

2006年10月9日、HERO'Sでカイシノフ・ゲオルギーと対戦し、1R1分8秒、KO勝ちを収めた。

2006年12月2日、BodogFightにて、エリック・ペレと対戦し、パウンドでTKO負け。キャリア初黒星となった。

2007年2月10日、「EliteXC: Destiny」にてウェズリー"キャベージ"コレイラと対戦し、パウンドでTKO勝ちを収めた。

2007年6月2日、「Dynamite!! USA」でジョナサン・ウィゾレックと対戦予定であったが、脳下垂体の腫瘍が原因でカリフォルニア州アスレチック・コミッション(CSAC)の許可が出ず欠場となった。当日開会セレモニーで行なわれた聖火リレーに参加した。

2007年11月10日、「EliteXC: Renegade」でジョナサン・ウィゾレックと対戦し、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。

2008年2月16日、「EliteXC: Street Certified」でリコ・ロドリゲスと対戦し、2-1の判定勝ち。EliteXCのヘビー級(約120kg未満)での参戦のため、大幅な減量を行っての参戦となった。

2008年7月26日、「EliteXC: Unfinished Business」でジャスティン・エイラーズと初代EliteXCヘビー級王座決定戦で対戦。パウンドでTKO勝ちし、初代EliteXCヘビー級王者となった。試合後の薬物検査でアナボリックステロイドの陽性反応が出たため、1年間の出場停止処分および2,500ドルの罰金処分を受けた[3]

2009年1月4日、戦極初参戦となった「戦極の乱2009」で中尾"KISS"芳広と対戦。中尾の左膝負傷によりTKO勝ちを収めた。この試合は、アメリカでの出場停止期間中の出場となった。

2009年11月7日、「Strikeforce: Fedor vs. Rogers」でファブリシオ・ヴェウドゥムと対戦し、0-3の判定負けを喫した[4]

2010年5月15日、「Strikeforce: Heavy Artillery」でアンドレイ・アルロフスキーと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた[5]

2010年5月、アメリカン・トップチームを円満離脱し、フリーとなる。離脱理由については「最近は所属選手が増え過ぎて40人から50人ぐらいいるので、自分自身の特別な練習をするためにコーチの集中的な指導を受けるのが難しいから。ATTを辞めたけど、チームと何の問題も抱えてないし、今でもATTが大好きだ」と語っており[6]、その後の試合でもATTのコーチと選手がセコンドに就いている。

2010年12月4日、「Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2」ではヴァレンタイン・オーフレイムと対戦予定だったが、ヴァレンタインの負傷欠場によって試合の5日前にマイク・カイルとの対戦が決定。ライトヘビー級を主戦場としているカイルとは大きな体格差があるため、シウバ有利とされたが、1Rに右ストレートを浴びてダウンを奪われ、その後もパウンドを浴び続けるなど危機に陥るが、2Rにテイクダウンしてスピニングチョークを極めかけた後、最後はマウントパンチで逆転KO勝ちを収めた[7]

2011年2月12日、「Strikeforce: Fedor vs. Silva」でのStrikeforce World Grand Prix 1回戦でエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦。1Rから右ストレートをクリーンヒットさせ、2R開始早々にテイクダウンしてマウントパンチの連打を浴びせ、肩固めを極めかけるなど圧倒。終始試合を優位に進め、2R終了後ヒョードルの右目負傷によるドクターストップによりTKO勝ちを収めた[8]

2011年9月10日、「Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov」でのStrikeforce World Grand Prix 準決勝でアリスター・オーフレイムの代役ダニエル・コーミエと対戦し、右アッパーによるKO負けを喫した[9]

戦績[]

総合格闘技 戦績
19 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
16 11 3 2 0 0 0
3 2 0 1 0
勝敗 対戦相手 試合結果 イベント名 開催年月日
× ダニエル・コーミエ 1R 3:56 KO(右アッパー) Strikeforce: Barnett vs. Kharitonov
【Strikeforce World Grand Prix 準決勝】
2011年9月10日
エメリヤーエンコ・ヒョードル 2R終了時 TKO(ドクターストップ:右目負傷) Strikeforce: Fedor vs. Silva
【Strikeforce World Grand Prix 1回戦】
2011年2月12日
マイク・カイル 2R 2:49 TKO(マウントパンチ) Strikeforce: Henderson vs. Babalu 2 2010年12月4日
アンドレイ・アルロフスキー 5分3R終了 判定3-0 Strikeforce: Heavy Artillery 2010年5月15日
× ファブリシオ・ヴェウドゥム 5分3R終了 判定0-3 Strikeforce: Fedor vs. Rogers 2009年11月7日
BIG・ジム・ヨーク 1R 3:51 肩固め 戦極 ~第十陣~ 2009年9月23日
中尾"KISS"芳広 1R 1:42 TKO(レフェリーストップ:左膝負傷) 戦極の乱2009 2009年1月4日
ジャスティン・エイラーズ 2R 0:19 TKO(パウンド) EliteXC: Unfinished Business
【EliteXC世界ヘビー級王座決定戦】
2008年7月26日
リコ・ロドリゲス 5分3R終了 判定2-1 EliteXC: Street Certified 2008年2月16日
ジョナサン・ウィゾレック 1R 3:12 チョークスリーパー EliteXC: Renegade 2007年11月10日
ウェズリー"キャベージ"コレイラ 1R 3:49 TKO(パウンド) EliteXC: Destiny 2007年2月10日
× エリック・ペレ 1R 2:40 TKO(パウンド) BodogFight: USA vs RUSSIA 2006年12月2日
カイシノフ・ゲオルギー 1R 1:08 KO(左フック) HERO'S 2006
ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント決勝戦
【スーパーファイト】
2006年10月9日
トム・エリクソン 1R 2:49 TKO(パウンド) HERO'S 2006 2006年5月3日
タダス・リンケビュチス 1R 3:22 TKO(パンチ連打) Cage Warriors - Strike Force 5
【Cage Warriors ヘビー級タイトルマッチ】
2006年3月25日
ルーベン・ビシャレアル 1R 3:07 TKO(パンチ連打) Cage Warriors - Strike Force 4
【Cage Warriors ヘビー級タイトルマッチ】
2005年11月26日
ハファエル・カリノ 1R 2:55 TKO(タオル投入) Cage Rage 12: The Real Deal
【Cage Rage 世界ヘビー級タイトルマッチ】
2005年7月2日
Marcus Tchinda 1R 3:03 ギブアップ(パンチ連打) Cage Warriors - Strike Force 1 2005年5月21日
テンギズ・テドラゼ 1R 0:48 TKO(パンチ連打) UKMMAC 10 2005年3月6日

脚注[]

外部リンク[]

初代
 
初代EliteXC世界ヘビー級王者

2008年7月26日 - 団体消滅

廃止
団体消滅
空位
前タイトル獲得者
イアン・フリーマン
第3代Cage Rage世界ヘビー級王者

2005年7月2日 - 団体消滅

廃止
団体消滅

Wikipedia[]

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